積立投資2回目で気付いた資産管理の大切さ

投資

こんにちは!積立投資を始めて改めて証券口座を確認したところ、気付いたことがありました。それは、私がエクセルで管理している評価損益額と証券会社の口座に表示されている評価損益額が少しズレていることです。

原因を調べてみると、エクセルでは取得単価を小数点以下まで正確に管理しているのに対し、証券口座では取得単価が小数点以下切り上げで表示されていることが影響していました。このズレが評価損益額に違いを生じさせていたのです。

今回の記事では、この具体的な内容と、証券口座の情報を鵜呑みにせず、自分で資産管理を行う重要性についてお話します。

証券口座の取得単価とエクセル管理の違い

私はエクセルを使って資産管理を行っていますが、証券口座の取得単価と自分のエクセルで算出した取得単価に差があることに気付きました。具体的には、証券口座では取得単価が小数点以下切り上げで表示されており、その結果、評価損益額にズレが生じていました。

具体例: iシェアーズ・コア TOPIX ETF (1475)

エクセルでの計算

  • 取得単価: 276.6円
  • 保有株数: 140株
  • 現在単価: 283.7円
  • 評価損益額: 994円

証券口座での表示

  • 取得単価: 277円(小数点以下切り上げ)
  • 保有株数: 140株
  • 現在単価: 283.7円
  • 評価損益額: 938円

このように、わずかな単価の違いが評価損益額に影響を与えることが分かります。保有株数が増えるほど、このズレはさらに大きな影響を与える可能性があります。

取得単価のズレが生む影響

取得単価が切り上げられると、保有株式が増えると大きな評価額の差になり、評価損益額もズレてしまいます。

仮のシミュレーション

  1. 保有株数が少ない場合は差額が小さい
    • 1株276.6円の株を10株保有している場合の評価額: 2,766円
    • 1株277円の株を10株保有している場合の評価額: 2,770円
      → 差額: 4円(小さい)
  2. 保有株数が多くなると差額が大きくなる
    • 1株276.6円の株を500,000株保有している場合の評価額: 138,300,000円
    • 1株277円の株を500,000株保有している場合の評価額: 138,500,000円
      → 差額: 200,000円(大きい)

このシミュレーションからも、取得単価のわずかなズレが、保有株式が増えるにつれて評価額や評価損益額のズレを大きくすることがわかります。

証券会社の注意書き

気になって調べたところ、私が利用している証券会社の公式ページには以下のような注意書きがありました。

「お客様の正確な損益を表示するものではございません。」
「取得単価:小数点以下は切り上げ」

引用:SBI証券 – 買付平均価格と評価損益について

この記載を確認したことで、証券口座の情報を参考値として活用しつつ、自分で正確な管理を行う必要性を感じました。

自分で資産管理を行うメリット

  1. 正確な資産状況の把握
    エクセルで管理することで、証券口座では見落とされがちな細かいズレに気付けます。
  2. 損益計算の精度向上
    税金の計算や損益通算においても、正確な取得単価を把握しておくことが重要です。
  3. 投資スキルの向上
    自分でデータを管理することで、資産運用への意識が高まり、より良い判断ができるようになります。

まとめ

積立投資2回目で、証券口座の情報を過信せず、自分で資産管理を行う重要性に気付きました。特に取得単価のわずかなズレが、保有株式が増えると評価額や評価損益額に大きな影響を与えることを実感しました。

これからもエクセルを活用して正確な管理を続けながら、引き続き資産形成を進めていきます。皆さんも、証券口座のデータをあくまで参考値として捉え、自分なりの管理方法を見つけてみてはいかがでしょうか?

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